
脳神経のセルフケア② 視神経
2022/08/26 【 症状と療法 】
視神経(ししんけい)とは
視神経は、脳神経12種の内の2番目で、主な機能は「視覚」です。
網膜で受け取った情報(光の明暗、色彩、形、遠近)を脳に伝える役割があります。
なんだか難しそうですが、物を見るための神経と思っていただいてOKです。
視神経のセルフケア法
視神経は、視覚を確認することがセルフケアになります。
具体的には、「視力・視野」です。
毎日続けることで、視力にかかわる筋肉が鍛えられるだけでなく、目の異常にもいち早く気づくことができるようになります。
①片目ずつ、「視力検査」をする

小学生の頃から慣れ親しんだ通常の視力検査で、どれくらいクッキリ見えているかの検査です。
検査用紙は、⇧のイラストを押すとダウンロード(PDF)できるので、自宅やコンビニのプリンターで印刷し使用してください。
②片目ずつ、「視野検査」をする

視野検査はあまり聞き慣れない言葉ですが、親指の爪を目印に、どこまでなら見えるか?を確認する検査です。
視力が悪い方は、シールを爪に貼るなどして、目立つようにするとやりやすいと思います。
視野検査で早期発見できる!
視神経の機能は、⇩のように少し複雑になっています。

一見わかりにくいですが、例えば
・左眼球が使えなくなると、左が見えにくくなる
・右脳が障害されると、左が見えなくなる
と覚えておけば、視覚に違和感が出た時に、異常を見過ごしてしまうことが無くなります。
注意
脳神経には、繰り返しの刺激が苦手なものと、やるほどに良い効果につながるものがあります。
視覚は後者の、「繰り返しが得意なもの」なので、やることで機能の低下予防や、機能回復につながります。
また繰り返しになりますが、視覚は「目の異常」でも「脳の異常」でも障害が起こりますが、発症のタイプにより、障害されている部位が異なります。
「見えている範囲や見え方が、いつもと違うな」と感じたら、できるだけ早く眼科や脳神経科を受診するようにしてください。
投稿日: 2022/08/26
脳神経のセルフケア① 嗅神経
2022/08/19 【 症状と療法 】
脳神経のセルフケア① 嗅神経
脳神経は、頭蓋骨の中に多く存在するため、そこで問題が生じると改善させるのが難しい(肩こりや腰痛のように)のが現実です。
だったら、
「老化や疾患に伴って発症するまで放置するしかないのか?」
と言われたら、確かにその通りです。
しかし、
・発症(老化)を遅らせる
・発症しても軽度で済ますことができる
・疾患を早期発見できる
方法があるとしたら、知りたくないですか?
ブログでは、今回から全10回の予定で、それらをシェアしていきたいと思います。
健康寿命を伸ばす一助になれば幸いです。
嗅神経(きゅうしんけい)とは
人には12種の脳神経があり、嗅神経はその1番目になります。
主な機能は「嗅覚」です。
ちなみに、加齢で嗅覚が鈍くなることは一般的です。
しかし、嗅覚の消失が両側性であったり、頭部外傷がないのに発症した場合は、病変の可能性があるため、内科や脳神経科を受診するようにしてください。
嗅神経のセルフケア法
嗅神経は、嗅覚を使うことがセルフケアになります。
具体的には、「ニオイをかぐ」です。
対象物は何でもよいですが、少しだけ刺激が強めの方が適しています。
<例>
・ハッカ油
・珈琲
・オレンジジュース など*酢のような刺激がありすぎるものは不向きです。
<やり方>
①ニオイを感じるか
②対象物とニオイが一致するか
・鼻腔の片方を閉じ、直接ニオイをかいで①②を確認してください。
・確認できれば、もう一方も行ってください。
意識的に使うことで、嗅神経の衰えを抑制することができます。
注意
脳神経には、繰り返しの刺激が苦手なものと、やるほどに良い効果につながるものがあります。
嗅覚は前者の、「繰り返しが苦手なもの」なので、連続でやり続けることは止めてください。
ご存知の通り、人はニオイに慣れる性質があります。
特定のニオイに慣れたから感じなくなったのか、機能低下で感じなくなったのかが分からなくなってしまいます。
また繰り返しになりますが、嗅覚が鈍ることは加齢に伴い正常に起こる反応ですが、消失は病変の予兆や疾患による反応のケースがあります。
おかしいなと思ったら、内科や脳神経科を受診するようにしてください。
投稿日: 2022/08/19
体を柔らかくするセルフケア
2022/08/12 【 症状と療法 】
体を柔らかくするセルフケア
体の硬さに関する相談を受けましたので、今回はそれについてのセルフケア法をシェアします。
やり方はすごく簡単です。
・大きく
・ゆっくり
・ラジオ体操
を毎日するだけ!
イメージは、「錆びて途中までしか開閉できない扉」と同じです。

⇧みたいな古い扉でも、何度も、ゆっくり、開閉を繰り返していたら、徐々に開閉範囲が広がってきますよね。
体が硬い人の体も、錆びた扉と同じです。
大きく、ゆっくり、繰り返し動かすことで、柔らかい体になっていきます。
ストレッチはオススメしません
よく、「どんなストレッチをしたら良いですか?」と聞かれますが、今回のような場合はストレッチはオススメではありません。
理由は、「大きく開かない扉」を全力で開ける方向に押しても、一時的にしか改善しないのと同じです。
開かない理由があるから、開かない。
むしろ、無理やり開けると破損する場合もあります。
つまり、開かないのは結果であって、原因ではありません。

体が硬いのは結果。
ではなぜ体が硬くなるか?
僕は多くの現代人は、「日常的に限られた運動域だけで生活をしているから」だと想像しています。
日頃使っていないのなら、可動範囲が限定されるのは当たり前のことです。
そして改善していく場合は、いきなり大きく動かすのではなく、徐々に動く範囲を広げる方が壊れることなく、持続性がある結果に繋がります。
そのことから、
・大きく
・ゆっくり
・ラジオ体操
することが、「体を柔らかくするセルフケア」として適切だとお伝えしています。
今回の情報が、体の硬さで悩む方の参考になれば幸いです。
それではまた
投稿日: 2022/08/12
夏季休業のお知らせ
2022/08/06 【 お知らせ 】
いつもウェルネスセラピーをご利用いただきましてありがとうございます。
誠に勝手ながら、下記日程にて夏季休業とさせていただきます。
休業日:2022/8/11(木)~8/14(日)
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
★ウェルネスセラピー カイロプラクティック
投稿日: 2022/08/06
「寝起きの肩こり」かんたんセルフケア法
2022/08/05 【 症状と療法 】
今回は、「寝起きの肩こり」をかんたんに解消するセルフケア法を3つお伝えします。
特別な知識やコツはなく、今日からすぐに始められるので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。
症状は就寝前が原因
痛みや痺れ、眠気や吐き気など、症状には様々なものがありますが、みなさんは体に異変を感じたとき、
「あれ?さっき何かしたかな?」
「昨日のあれが原因かな?」
と、直前や数時間前の行動を疑いませんか?
「寝起きの肩こり」も例外ではなく、解消するためには、寝起きの前・・・
つまり、就寝時や就寝前の行動の見直しが鍵になります。
解消するためのセルフケアは、4つだけです⇩。
<症状改善に役立つ4つの見直すこと>
① 夜に肩まわりのマッサージをしない
② 寝る前にストレッチしない
③ マクラを外し、フェイスタオルを枕の代わりに敷く
④ 寝る前に長時間ソファーに座らない
「やる」よりも「やめる」が大事
勉強でもスポーツでも同じですが、「成功させるには、まずは成功しない方法をやめてから」になります。
「寝起きの肩こり」の場合は、前述した4つをやめることが先決です。
おおよそ2ヶ月程度「やめる」を続けるだけで、ほとんどの方の症状が解消します。
プロに頼るときの注意点
より早く改善したい方は、プロの手を借りる事をおすすめしますが、注意点があります。
今回お伝えした4つの方法は、いずれも「筋肉を伸ばさない方法」で、これはプロ・アマ問わず共有するべき情報です。
言い換えるなら、今回の症状は「筋肉を伸ばさず改善できるプロじゃないと治せない」ものです。
電話で、「マッサージやストレッチ以外で、筋肉の緊張を取ることができますか?」と確認してみてください。
できる先生なら、この症状を治してくれるはずです。
今回の記事が、症状改善に役だてば幸いです。
それではまた
投稿日: 2022/08/05