
「立位でおこる症状」で悩む方のセルフケア
2022/06/24 【 症状と療法 】
「立位でおこる症状」で悩む方ができるセルフケアは3種類あり、重要な順に並べると⇩になります。
①不安定感を減らす
②筋肉をつける
③安定する位置を見つける
順に説明します。
①不安定感を減らす(ストレッチしてはダメ)
体は⇩の画のように、色々な方向から、筋肉というロープで引っ張り合うことで、体(棒)のバランスをとって立っています。

立っている時に症状が出るといる方は、このロープの何本かが、緩んでしまっていたり、過度に引っ張ってしまうことで、楽にバランスを保てなくなっているんです。
特に、「セルフケアだけで解決したい」と考えている方は、ストレッチやマッサージなどの、筋肉を緩める事をよくやっています。
やればやるほど体は不安定になり、症状は悪化・慢性化していきます。
心あたりがある方は、まず第一にこの行動を止めて下さい。
②安定感を上げる(筋肉をつける)
①で不安定感をなくしても、土台が貧弱だと、上のものを支える時に、必要以上に負担がかかり、体はいつか|音《ね》を上げてしまいます。

下半身を中心とした筋力トレーニングは、避けては通れない道です。
「ウォーキング」がベストの選択ですが、正直僕も含めて継続するのが苦手な方が多いと思います。
歯磨きをしながら「スクワット」をしたり、|踵《かかと》のないスリッパ⇩を履くなどは、自宅にいながらできる筋トレの1つになります。

物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、意外と効いてきます。
無理のない範囲で、自分のできることをやってみて下さい。
③安定する位置を見つける
足の裏は⇩の図のようにアーチ状(ピンク)になっていて、荷重を吸収できる構造になっています。

この構造が、地面の凹凸を受け流したり、体のバランスを取る役割の一端を担っています。
しかし、足裏のストレッチやマッサージを繰り返すと、アーチが崩れやすくなり、正常な形に戻れず、⇩のような常に荷重が吸収できない状態になってしまいます。

対策としては、土踏まずの部分に当たるように貼り付けるだけで、アーチをサポートしてくれる物が売っているので、コレで対処するのが手軽だと思います。

いかがでしたか?
今回の記事が、「立位でおこる症状」で悩む方の力になれば幸いです。
それではまた
投稿日: 2022/06/24
「歯ぎしり」が軽減するセルフケア
2022/06/17 【 症状と療法 】
あなたはどのタイプ?
ひとことで「歯ぎしり」と言っても、大きくは⇩の2タイプに分かれます。
A:前歯で歯ぎしりタイプ
B:奥歯で歯ぎしり
タイプにより、原因とセルフケア法が異なりますので、ご自身のタイプに合わせて参考にしてみてください。
A:前歯で歯ぎしりタイプ
Aは「前後の歪み」に問題がある時に起こりやすい症状です。
<Aタイプの原因例>
・イスに深く座る
・ソファーに座る時間が長い
・パソコンのモニターを覗き込んでしまう
・うつ伏せで、スマホ操作や読書をよくする
・背中を後ろからマッサージしてもらうことがある
・背骨を後ろから押す矯正をよく受ける
・肩甲骨を寄せる動きをよくする
・低反発マットレスで寝ている
・枕が高すぎる
など
人の体は、前後に歪みがあるのが正常な状態です。
⇧に挙げたものは、すべて正常な歪みを崩す行動になります。
つまり、Aタイプの方はコレらをしないことがセルフケアになります。
中には、健康に良さそうなものが含まれていますが、
「あなたの体に合うもの=健康なもの」
とは限りません。
意外なものほど、治らない原因になるものです。
Aタイプの方は、ぜひ止めるというチャレンジをしてみて下さい。
B:奥歯で歯ぎしり
Bは「左右の歪み」に問題がある時に起こりやすい症状です。
<Bタイプの原因例>
(1)
・体をねじる動き
・足を組む
・横向きのスポーツ(テニス・ゴルフ・野球など)
・片足のケガ
・歯列矯正
(2)
・「音が鳴る矯正」を年1回以上受けている
・「運動の前後以外」なのにストレッチをよくする
・横向きで寝る
など
人の体は、構造上ねじれに弱くできています。
⇧に挙げたものは、すべて左右の歪みを作りやすい行動になります。
しかしコレらはAと違い、ストレス発散や無意識で行ってしまうものまで含まれています。
そこでBの場合は、原因(1)と(2)でセルフケア法を変える必要があります。
(1)の場合は、左右の歪みに耐えられる体作りがセルフケアとして推奨されます。
具体的には、インナーマッスルを鍛えるトレーニングになります。
(2)の場合は、A同様にコレらをしないことがセルフケアになります。
歯ぎしりの原因は姿勢だけではありません
・日常のストレス
・噛み合わせ
・成長過程 など
セルフケアの話をすると、全てをそれで解決しようとする方がいますが、それは大きな間違いです。
例えば、今回であれば「姿勢」にフォーカスした内容になります。
つまり、これで治る/軽減するのは、原因が姿勢の場合のみです。
もちろん、複数の原因が重なっていて、そのうちの1つが「姿勢」の場合は効果が出ますが、会社や家庭のストレスが原因なのに、姿勢で治るなんてことは絶対にありません。
大切なことは、「原因が何か?」をしっかり見つけていくことです。
もちろん、原因をセルフケアだけで取り切れない場合もあります。
その時は、私たちのようなプロを頼って下さい。
今回の記事が「歯ぎしり」で悩む方の力になれば幸いです。
それではまた
投稿日: 2022/06/17
【保存版】これさえ分かれば症状は消せる
2021/11/12 【 症状と療法 】
⇩【保存版】これさえ分かれば症状は消せる⇩
https://note.com/wellnesstherapy/n/n85dd53db4b28
投稿日: 2021/11/12
骨盤矯正に痩せる効果はありません
2021/08/20 【 骨盤・姿勢矯正 】
ウェルネスセラピーは、公金で産後ケアを受けることができる、おそらく日本で唯一の治療院です。
それだけに、毎年多くの産後ケアをさせていただく機会に恵まれています。
多くのお母さんたちに出会い、色々なご質問や、お悩みを聞く中で、最も誤解されているものの1つに、「骨盤矯正=痩せる」というものがあるので、今回はそれについて触れていきます。
また、「セルフでやってはいけないこと」「セルフでやったほうが良いこと」もあわせて紹介します。
痩せる方法は2パターンのみ
どんなものでも原因と結果があり、この2つが一致すれば問題は解決します。しかし、同じ結果を生むものでも、原因が違えば、当然問題は解決しません。
<例>
結果:虫歯原因1:歯磨きをしない
原因2:磨き方が下手
原因3:おやつの量が多い
原因4:歯磨きを食事前だけする
原因5:歯のエナメル質に穴が開いている
身近な虫歯に例えると分かりやすいですよね。
大切なのは、原因を見つけることです。
体重の増減の場合は、太る原因を考えればいいだけです。
<太る原因は2パターンのみ>
結果A:カロリーの摂りすぎ
原因A:食事制限・食生活の見直し結果B:カロリーの消費が少ない
原因B:運動
おそらく、ほとんどの方が「それぐらい分かってる」という2つです。
でも、ココで気づいてほしいのは、この中に「骨盤の緩み」「骨盤のズレ」などは入っていないということです。
つまり、「骨盤」が原因で体重が増えることは絶対にありません。
「痩せる」と「引き締まる」は別
お母さんたちのお話を伺う中で、気づいたことがあります。
それは、「体重は戻ったけど体型が…」という方も、「痩せたい」という言葉を使うということです。
そう!
痩せたい人たちには、痩せたい人と引き締まりたい人の2パターンがいるんです。
骨盤矯正には、痩せる効果はありませんが、引き締まる効果はあるので、僕のところでは「それでもいいですか?」とうかがった上で施術を行っています
セルフで「引き締まる」ためには…
知っていただきたいことは3点あります。
①ストレッチは骨盤を広げる
②骨盤が締まる前に筋トレをすると、広がったままになりやすい
③骨盤ベルトの正しい使い方は有効
<①ストレッチは骨盤を広げる>
ストレッチは、筋肉を引っ張る動きのことを言います。
仮に、締めたい方向に引っ張って、骨盤を整えることができればいいのですが、残念ながら骨盤付近の筋肉はネクタイのように引っ張って整うわけではありません。
逆に引っ張ってしまうと、形が壊れやすくなったり、開く方向に作用してしまうので、ストレッチは避けるようにしてください。
<②骨盤が閉まる前に筋トレをすると、広がったままになりやすい>
筋トレは、筋肉に負荷をかけて、繰り返し縮める動きのことを言います。
いっけん筋トレは、骨盤を締めるには良いように感じますが、そもそもの悩みは「体が引き締まらない」だったことを思い出してください。
そう!
力が入らないだけで、けっして、力がないわけではありません。
力が入りやすい状態になれば、すぐに引き締まることができるだけの筋肉は既に体にあるはずなんです。
その事を忘れて筋トレを繰り返すと、力の入らない太い筋肉が出来上がるだけです。
ちょっと自分のイメージと違いませんか?⇧
また、筋肉が縮むとA点とB点は近づきます。言い換えると、A点とB点は中心に引っ張られているから近づくんです。
もし、A・Bいずれかが骨盤であったなら、そこには引っ張られるストレスが掛かり、場合によっては広がる方に引っ張られる可能性があるのと同じことになります。
特に、骨盤がよく動く状態の時には、些細な負荷であっても注意が必要になります。
筋トレは、骨盤が締まるまで我慢してください。
<③骨盤ベルトの正しい使い方は有効>
僕のところに来店される方には、ベルトなどいらないように施術するので「ベルトは不要」とお伝えしていますが、セルフでなんとかしたい方にとって骨盤ベルトは必須と言っても良いと思います。
ただ、1点注意があります。
産後の骨盤はとても動きやすいので、正しい使い方をしないと⇩のように回転方向に捻れることがあります。
捻れは、一方の骨盤に開く矯正力、もう一方には閉じる強制力を作ります。
使用する時は説明書などをよく読み、正しく使うようにしてください。
最後に
産後の体は時間をかけて、お母さんの体から女性の体に自然と戻っていきます。
この時に、余計なことさえしなければ、元の状態に戻るのが普通です。
しかし、YouTubeや雑誌などで情報があふれているせいか、「何かしとかなければいけない」という衝動にかられ、やってしまったことが、締まらない体を作ってしまう原因になっていることがほとんどです。
もし、セルフで骨盤を締めるのなら、骨盤ベルトだけで十分です。
それが煩わしかったり、ちゃんと締まる状態を作りたければ、産後ケアのプロに診てもらいましょう。
「元々締まっていた人は、元の状態へ」「元々緩んでいた人は、以前以上に締まった体へ」変わるチャンスはそこにあります。
昨日は、千葉の方で残念な事件が起きたと報道で知りました。
コロナ禍での子育ては、とてもストレスが多く大変だと思いますが、今回の情報が少しでも明るい話題につながればと思います。
ではまた
投稿日: 2021/08/20
磁気ネックレスの購入を悩んでいる人へ
2021/02/19 【 症状と療法 】
「磁気ネックレスって効果あるんですか?」
先日、磁気ネックレスについて質問を頂きましたので、その時の回答を今日はシェアしたいと思います。
結論から言うと、【効果の有無は人によります】。
そして
「自分に効果があるかどうか」は、買う前に1つの実験をすることで分かります。
その実験とは、「マフラーを1ヶ月巻いてみる」だけです。
なぜマフラーを巻くだけで分かるのか?
磁気ネックレスには様々な種類があり、価格も幅広いですが、共通しているのは「血行を良くすることでコリを改善する目的がある」ということです。
「マフラーを1ヶ月巻いてみる」という実験は、そもそも自分のコリの原因が血行不良によるものかどうかを調べるために行います。
コリには多くの原因があり、血行不良が問題になっていないケースも多々あります。
マフラーを巻くと、首や肩の周りが冷えにくくなり、かつ保温効果が高まるので、血行が促進されたときと同じ状態を作ることができます。
とうぜん、これは室内でもやり続けてください。
マフラーを巻くことに抵抗がある方は、ストールでも、ショールでも、ネックウォーマーでも何でも構いません。
とにかく冷えないように努めましょう。
これでコリが改善するのであれば、血行を促進するために磁気ネックレスを購入することは意味があるということになります。
しかし、マフラーを巻いても効果がないというのであれば、いくら評判がよく高価な磁気ネックレスを付けたところで、あなたの症状が改善することはありません。
原因はもっと別のところにあります。
マフラーで改善する人が買う意味があるのか?
ココで1つ問題が発生します。
それは
「手持ちのマフラーで改善した人が、高価な磁気ネックレスを購入する意味があるのか?」
という問題です。
そこは自己満足の世界なので、僕の口からどうこういう問題ではないですが、僕なら買いません。
理由は単純で
『買おうとしているものが、本当に血行促進に作用するかの保証がないから』
です。
確実に効果があるとわかっている、目の前のマフラーを無視して、不確実なものを買うことに、僕は抵抗を感じてしまいます。
まとめ
健康グッズには様々なものがありますが、どの商品も買う前に身近なもので実験してから買うと、
「失敗した」
「使ったのは最初だけ」
「効果を実感できない」
なんてことがなく、満足できる商品を選定することができます。
来店機会がある方は、お会いした時に直接、僕に聞いてみてください。
体を診させていただいた結果、あなたの体に合うものかどうかも含め、ココでは伝えきれない情報をお伝えできると思います。
それではまた
投稿日: 2021/02/19
肩こりのための「マウスとキーボード」選び
2021/02/12 【 私のおすすめ 】
PC周辺機器は自分にあったものを使おう
「デスクワーカーの悩みといえば、腰痛と肩こり!」
というくらい、この2つは悩まれている方が多い症状です。
ただ、腰痛は意外と簡単に治りますが、肩こりは細かいところまで問診が必要になるため、
「そこだけが治りきらないから、どうにかして欲しい」
と、うちに来店される方がいらっしゃいます。
今回はこんな方に、僕がよくするアドバイスの一つをご紹介します。
「自分にあうマウスとキーボードを使ってください」
マウスとキーボードは、会社からの支給品を使用している方も多いようですが、これが自分にあっていないと、それだけで肩こりの原因を作り続けてしまうので、いくら治療を受けても、PC操作をするたびに「肩こり」になってしまいます。
具体的に、どのメーカーのものが良いとか、どの価格帯のものが良いなどというものは一切ありません。
1つの指標としては、⇩の赤線で描いた「角度」を意識して選んでみてください。
手の置く位置や、よくする操作、指の感覚などにより、好みの角度、疲れない角度があります。
それさえ見つけられれば、今の物と入れ替えるだけで、症状は劇的に良くなっていきます。
もし
「今の物を使い続けたいけど、自分の角度に合わない」
という時は、⇩のような膨らみのあるパッドを使って調節してください。
あ・・・
これもよく勘違いされていますが、上のようなクッションの付いているマウスパッドの謳い文句に
・疲労低減
・ストレスフリー
などと書いていることがありますが、あれは「自分にあった角度がこの商品で維持できたら」とメーカーが伏せている隠れワードがあるので、注意してください。
つまり、謳い文句に乗せられて買ったはいいけど、
「全然肩こりがよくならない!」
という方は、自分にあった角度を作れる商品ではないものを使っている可能性があります。
商品の謳い文句ではなく、角度にこだわって商品選びをしてください。
ちなみに僕は、⇩だと長時間操作していてもストレスを感じません。
・マウスは、小さめで薄いタイプ
・マウスパッドなし
・キーボードは、パンタグラフ式で薄型
大型量販店などで、実際に触って選んでください
最近は、ネットで何でも買える時代なので、商品選びまでネットでしてしまいがちですが、本気で症状を改善したい方は、ぜひ実際に店頭で操作してから、購入するようにしてください。
支給品がノートパソコンの方でも、USBやBluetoothで接続できるので、今の状態を変えたい方は検討してみてください。
繰り返しになりますが、ちゃんと自分にあうものを選ぶことが大切です。
まとめ
今回の話は当然ですが、肩こりの治療の補足になります。
マウスとキーボードを、自分にあうものに変えただけでは、肩こりはなくならないので、そこはちゃんと治療を受けるようにしてくださいね。
ではまた
投稿日: 2021/02/12
自分の体年齢を知っていますか?
2021/02/06 【 私のおすすめ 】
年齢とともに体重が減るのは正常
⇩の表は、健康器具メーカー「タニタ」さんのHPからお借りしてきた、体脂肪率を年齢で分けた一覧表です。
これを見ると、女性は特に年齢と共に標準値が右に移動しているのが分かると思います。
仮に、体脂肪率が「20」だとしても
・16才だと「-標準」
・40才だと「やせ」
というように分類群が変わるということなんです。
つまり言い換えると、体脂肪率が同じなら、年齢とともに痩せていないとおかしいということなんです。
体年齢で現状を知ろう
今の話を、もう少し分かりやすくしたのが、「体年齢」です。
今度の画像は、健康器具メーカー「オムロン」さんのHPからお借りしました。
体組成計(いろいろな数値がわかる体重計)に乗ると、体重以外に、BMI、体脂肪率、骨格筋率(筋肉量)、基礎代謝、体年齢などが分かります。
例えば、上図のように同体重の30才女性が並んだとしても
体脂肪率が「-標準」なら、『体年齢=実年齢』。(左)
体脂肪率が「やせ」なら、『体年齢<実年齢』。(中)
体脂肪率が「+標準」「軽肥満」「肥満」なら、『体年齢>実年齢』。(右)
そう!
体年齢は、同世代の標準値と比較し、脂肪の割合が多いか、少ないか、適切かを分かりやすい数値に変えて、教えてくれるものなんです。
先ほどの画像を見てください。
体年齢が低い人は骨格筋が多く、体年齢が高い人は、骨格筋が少ないのが分かると思います。
脂肪量の増加は、生活習慣病につながることから、一定の値に収めるのが健康維持のためには理想とされているんです。
脂肪は筋肉より軽い
「でも、なんで同じ体重なのに、体脂肪が多いと、ふくよかに見えるの?」
と疑問を持たれた方もいると思います。
これは単純に、筋肉と脂肪の重さの問題なんです。
皆さんもご存知の通り、油は水に浮き、肉は水には浮きません。
つまり、脂肪は筋肉より軽いものなんです。
筋肉と同じだけ脂肪を用意しようとすると、かなりの容量になります。
だから同じ体重でも、脂肪量が多いと体は大きく見えるんです。
まとめ
運動をしている人を除き、年齢とともに体重が減るのは正常です。
逆に、運動をしていないのに昔から体重が変わらない人は、体脂肪率が上がっているので、ふくよかに見えてしまいます。
標準値の中に収まっている方はいいですが、肥満傾向にある方は、場合によっては健康を害しますので注意してください。
数値を覚えるのは大変なので、体組成計で体年齢をチェックするだけでも、現状の確認と、予防・改善に役立ちます。
体組成計をお持ちでない方のために「タニタ」「オムロン」の2つを紹介します。体重計なので、差はないと思います。僕は⇩のタニタを使用しています。
細かい差はあるかもしれませんが、どちらも信頼できるメーカーですので、単純に好みで選んでいいものだと思います。
毎日測ると、食事などにも目が行くようになるので、体質改善したい人にはおすすめですよ。
ではまた
投稿日: 2021/02/06
「治る人・治らない人」の差
2021/01/26 【 症状と療法 】
症状の原因は、なんだと思いますか?
いきなりですが
「症状の原因により治りやすさが違う」ことはご存知ですか?
毎日多くの患者さんにお会いしていると、治りやすそうな方と、治りにくそうな方が分かってきます。
当然セラピストとして、どちらの方にも早く治ってほしいので、特徴に合わせ対応しています。
具体的には
治りやすそうな方は『治療』に時間をかけ
治りにくそうな方は『状態を理解していただくこと』に時間をかける
ということをしています。
もちろん症状の程度や種類により、改善までのスピードは異なりますが、大切なことは1つ。
「治療院は、原因を取り除くところ」ということです。
治療院は原因を取り除くところ
僕たちセラピストには、
「取り除ける原因」と
「取り除けない原因」があります。
例えば、
「PC作業が続くと、肩がこって困っています」
という依頼がきたとします。
この方の原因は、PC作業が続いたことです。
その結果として、肩こりになりました。
原因を取り除けば、結果を変えることができます。
ここまでは、多くの方が理解できていますが、
「僕たちセラピストが、この方のPC作業を止めることができない」ことに気づく方は意外にも少ないんです。
そう!
つまり、この方の肩こりを治す方法は
①PC作業が続かない工夫をする
②PC作業が続いても肩がこらない環境を整える
③PC作業をしない
⇧の3通りくらいしかありません。
ギリギリお手伝いできるものは、②の肩がこらない環境作りです。
・姿勢が崩れにくい座り方を伝える
・その座り方に適応した姿勢に変える
・間違った予防法をしていないか確認する など
になります。
治りやすそうな方はココが違う
治りやすそうな方は、「PC作業が続いても、肩がこらない環境を整える」ために治療院に来られます。
治りにくそうな方は、「PC作業が続くと、肩がこって困っている」状態を改善するために治療院に来られます。
微妙な差ですが、この差が明暗を分けます。
まとめ
いかがでしたか?
あなたの悩みは、セラピストが解決できそうな悩みですか?
もし分からないようであれば、ウェルネスセラピーのような治療院へ行った時に聞いてみてください。
「自分の悩みのうち、ここで治るものと、治らないものを教えて下さい」
親身になってくれる治療院なら、必ずその両方を教えてくれるはずです。
ではまた
投稿日: 2021/01/26
「ゆがみが症状の原因」と思っている人は治りません
2021/01/12 【 骨盤・姿勢矯正 】
今回は、【ゆがみ】について正しい解釈をお伝えします。
おそらく、この記事を読んでいただいている方は
「ゆがみが症状の原因のはず」
と、心のどこかで思っている方が多いのではないでしょうか?
じっさい、街中の看板などでそのように書いているものも見かけます。
今回は「その言葉を信じていると、いつまでも治らない」という内容です。
「教えてもらう前と後」で見方が変わりますよ。
1.【ゆがみ】が症状の原因でない理由
2.【ゆがみ】がない=関節が動かない
3.症状の原因は「ゆがめないこと」「ゆがみすぎること」
1.【ゆがみ】が症状の原因でない理由
成人のカラダは、206個の骨でできていて、それぞれのつなぎ目には関節があります。
関節が動くと、カラダは【ゆがみ】ます。
つまり、カラダは始めから【ゆがむ】ようにできているんです。
もし本当に、【ゆがみ】が症状の原因なら、カラダは1個の骨でできているべきだし、そのような進化をしているはずです。
しかし、世界中探してもそんな生物がいないのは、【ゆがみ】が生きていく上で必要なシステムだからです。
人は生活する上で必ず【ゆがみ】を起こします。
世界中の人々が動くたびに
「痛い痛い」
と言っていないのは【ゆがみ】が症状の原因ではないからなんです。
2.【ゆがみ】がない=関節が動かない
「【ゆがみ】は必要だ」と言われてもなお、症状の原因にしたい方は少なくありません。
それを信じて投資してきた方は、特にそうではないでしょうか?
そんな方は、「【ゆがみ】がなければどうなるのか?」を想像してみてください。
もし、関節が動かなければ不便で仕方ないどころか、生活なんてできません。
・立てない
・歩けない
・座れない
・動けない …
【ゆがみ】があるから、その全てができるし、それ以上もできるんです。
3.症状の原因は「ゆがめないこと」「ゆがみすぎること」
症状の原因を、あえてカラダの【ゆがみ】だけで表現するのなら、⇩のような場合がそれにあたります。
・棒のように曲がらないカラダ
・タコのように柔らかすぎるカラダ
そうなんです!
例えば、
「柔軟性がない」と症状は出やすくなりますし、
「捻挫した足首のようにグラグラ」でも症状は出やすくなります。
じつは多くの方は、この極端な例だと「そんなの当たり前だ」と理解しているにも関わらず、姿勢の変化という小さいものだと、急に理解することをやめ、それっぽいことを言う人の言いなりになっています。
理解できれば
【ゆがみ】を否定している人から、「関節の動き」や、「筋肉の柔軟性」を指導されるのは矛盾していることに気づきます。
矛盾の先に『症状の改善』があるなんて信じられますか?
まとめ
いかがでしたか?
今回は、勘違いされやすい【ゆがみ】についてシェアしました。
「体について考える」というのは、専門用語が多く、とても難しく感じますが、今回のように簡単な言葉だけで説明されれば、意外と理解できたのではないでしょうか?
人には必ず【ゆがみ】があるにもかかわらず、それを悪いものに仕立て上げることで、商売をしている業者には騙されないようにしましょう。
そのためにも、まずは自分が分かる言葉で理解することです。
分からなければ、聞いたらいいんです。
「それっておかしくないですか?」
「言ってる意味が分かりません」
「素人でも分かる言葉で説明してください」
質問が出にくい方に向けて参考になる動画があります。
よかったら参考にしてみてください。
ウェルネスセラピーは、本気で症状と向き合う方々を全力で応援していきます。
ではまた
投稿日: 2021/01/12
O脚・X脚矯正を始める前に知っておいてほしいこと
2021/01/05 【 骨盤・姿勢矯正 】
今回は足の形、「O脚」「X脚」の矯正について、ウェルネスセラピーの考えをお伝えします。
形状や、負担のかかり方などの説明は、他のサイトを参照していただくとして、ココでは【矯正を受ける前に考えておかなければいけないこと】をシェアします。
- 治る/治らない O脚、X脚の違いとは…
- 矯正期間中は、クツが片減りするたびに新調してください
- 矯正期間が終わるまで、ヒールは避けてください
1.治る/治らない O脚、X脚の違いとは…
O脚、X脚は
- 「大人になるまで」にできた変形
- 「大人になってから」できた変形
の2つに分かれます。
足の形は⇧の枝のように、すべての人が真っ直ぐに近い形をしているわけではありません。
- 自然に真っ直ぐになった枝もあれば
- 自然に曲がった枝もあります
- 何かの障害物を避けるために曲がった枝もあれば
- 真っ直ぐの枝に重いものをぶら下げたせいで曲がった枝もあります
⇧で青に塗ったものは、一度曲がっても真っ直ぐになる枝です。
ピンクに塗ったものは、真っ直ぐにはならない枝です。
では、1つ質問です。
「真っ直ぐにならない枝を、真っ直ぐにしようとしたらどうなりますか?」
…
… …
答えは「折れる」「真っ直ぐにはならない」が正解です。
話をO脚、X脚に戻しても、同じ様に考えてみてください。
生まれつき真っ直ぐな足
成長しきった後で曲がった足は、【真っ直ぐになります】。
最初から真っ直ぐではない足、
成長の過程で外力により曲げられた足は、【真っ直ぐにはなりません】。
真っ直ぐにならない足を、無理やり矯正すると何かしらの症状が出てしまいます。
もちろん、もともと曲がっていて、後からさらに曲がる場合もあります。
この場合は、後から曲がった分だけが戻ると考えてください。
2.矯正期間中は、クツが片減りするたびに新調してください
O脚、X脚の矯正を望む方は、まずは新しいクツを新調してください。
底が片減りしたクツを履くということは、斜めの場所に立っているのと同じです。
足は足元の傾斜に合わせて曲がっていきます。
以前に、「最近O脚になった」という方がクツを新調しただけで治ったケースもありました。
傾斜が残ったままで、真っ直ぐにすることなどできません。
また、いくら元々はまっすぐな脚といえども、長年かけて曲がったものを一瞬で戻すことなどできません。
しばらくは、片減りすることもあります。
減ってきたら交換し、できるだけ平らなところに立つ環境を整えましょう。
3.矯正期間が終わるまで、ヒールは避けてください
足の傾斜は、左右だけではなく、前後にも存在し、それは足のねじれにつながります。
立ったまま前屈していただくと分かるのですが、通常、体は前に倒れそうになると、膝は内側に回旋していくことでバランスを取ります。
このとき、左右の膝はO脚のように離れていきます。
つまり、坂道に立ち続けている状態(ヒール)では、足を真っ直ぐにすることは難しくなります。
ヒールを履くのは、一度リセットしてからにするか、週に1~2回程度まで減らしましょう。
まとめ
コンプレックスを治す矯正は、とても魅力的なものですが、悪く言えば『情弱ビジネス』でもあります。
情報弱者から、どんどん時間とお金を奪っていきます。
治せないものまで「治せる」と言い、高い回数券を買わされる人は少なくありません。
お気持は分かりますが、「できないものはできない」と諦める必要がある時もあります。
できないものにひたすら時間とお金を割くのではなく、少しでも軽減できる方法に切り替えていきませんか?
ウェルネスセラピーは、今年もそんな方々を全力で応援していきます。
ではまた
投稿日: 2021/01/05