2015/10/16 【 自律神経症状 】
「カイロプラクティックって免疫力が上がるんでしょ」
と言われることがあります。
ウェルネスセラピーでは、
「いいえ、下がることもありますよ。カイロで免疫力は正常に近づきます。」
とお答えしています。
人の体には必ず 『恒常性』 という正常値に戻る機能を備えています。
そして、このバランスをとっている神経を自律神経といいます。
(カイロと自律神経のつながりについてはこちら)
例えば、恒常性が正常に働けば
・体調不良で熱が出ても、体調が戻れば平熱に戻ります。
・運動中に上がった心拍数は、運動後正常値まで下がります。
・目が乾燥すれば、涙が出て目がうるおいます。
免疫力も例外ではありません。
・免疫力が下がれば、体は上げようとしますし
・免疫力が上がりすぎれば、下げようとします。
そして、これらのコントロールは自律神経によって行われています。
言い換えると、自律神経のバランスが崩れれば、免疫力のバランスも崩れる可能性はあります。
カイロと免疫力を考える上で大切なことは、恒常性を無視してどこまでも限度なく免疫力が上げ続けることはないことです。上がりすぎていれば下がることもあります。
免疫力が上がりすぎたら人は困るの?
免疫力が上がり過ぎると「自己免疫疾患」と言ういわゆるアレルギーを引き起こしてしまいます。
また特定の疾患や臓器移植をされた方で免疫抑制剤を服薬中の方も、免疫が上がることで命に関わる問題につながります。
免疫力が上がる前提は、
免疫力が下がっている場合だけです。
カイロプラクティックが免疫力が下がった体調不良の方にも、上がりすぎたアレルギー体質の方にも選ばれる理由はここにあります。
投稿日: 2015/10/16