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腰椎・骨盤ベルトの影響

2015/10/27 【 骨盤・姿勢矯正

腰痛の時、自己判断で骨盤ベルトや腰椎ベルトなどのコルセットを巻いていませんか?

ベルトを巻くと、ベルトがその部分の筋肉の代わりをするので、関節の安定感が増します。
つまり巻かれている部分の筋肉は働かなくてよくなります。
その結果、筋肉の負担は軽減し、腰痛が軽減します。

「そんなことくらい分かっている。だから巻くんだよ。」

という声が聞こえてきそうですが、
今日は、だからと言って安易にベルトを巻かない方がいいという話しです。
ベルトを巻いている状態というのは、言い換えると「寝たきり」と同じ状態なんです。
身近な方やご本人で、骨折などでギプス固定した経験がある方や、体の自由がきかず横になっている時間が長い方はいませんか?

いずれも、筋肉が衰え細くなってきたり、筋力が低下するなどの症状が現れていると思います。

そうなんです。
筋肉は使わないと、痩せて筋力低下をおこし、本来の仕事が行えなくなってきます。
腰部周辺筋の役割の一例を紹介します。

・胸郭、腰部、骨盤周辺骨格の安定
・姿勢の安定
・内臓器の固定
・体幹の運動
・股関節の運動
・腸運動促進
・呼吸の安定
・重心のバランス安定
…etc.

挙げたらきりがないくらい、
人が二足直立で地球上に生活する上で重要な部分がここなんです。

ベルトは、一般に3日以上の連続装着で筋力が低下しはじめ、慢性痛につながると言われています。
痛いからといって着けっぱなしにせず、急性期や酷使する時だけにする。
多少痛くても我慢するといった方が予後が良いんです。

また、関節は鍵と鍵穴の関係です。
同じ巻くにしても、正しく関節を合わせた上で行なうことが最低条件になります。
下手に関節の合っていないところで固定を続けると状態はどんどん複雑化していきます。
頭痛や吐き気、肩こりや不眠などの症状が出たという方もいらっしゃいます。

そんなことから、骨盤ベルトや腰椎ベルトを安易に自己判断で巻かない方がいいという訳です。

ベルトが手放せなくなり機能が低下するまでに、そう時間は要しません。
心あたりがある方は、一度ご相談ください。
ベルトいらずを目指して一緒に頑張りましょう。

<機能低下で現れやすい症状>
・冷え
・ムクミ
・便秘
・頭痛
・吐き気
・下っ腹のポッコリ
・O脚X脚
・猫背などの不良姿勢
・肩こり

投稿日: 2015/10/27

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