2021/01/26 【 症状と療法 】
症状の原因は、なんだと思いますか?
いきなりですが
「症状の原因により治りやすさが違う」ことはご存知ですか?
毎日多くの患者さんにお会いしていると、治りやすそうな方と、治りにくそうな方が分かってきます。
当然セラピストとして、どちらの方にも早く治ってほしいので、特徴に合わせ対応しています。
具体的には
治りやすそうな方は『治療』に時間をかけ
治りにくそうな方は『状態を理解していただくこと』に時間をかける
ということをしています。
もちろん症状の程度や種類により、改善までのスピードは異なりますが、大切なことは1つ。
「治療院は、原因を取り除くところ」ということです。
治療院は原因を取り除くところ
僕たちセラピストには、
「取り除ける原因」と
「取り除けない原因」があります。
例えば、
「PC作業が続くと、肩がこって困っています」
という依頼がきたとします。
この方の原因は、PC作業が続いたことです。
その結果として、肩こりになりました。
原因を取り除けば、結果を変えることができます。
ここまでは、多くの方が理解できていますが、
「僕たちセラピストが、この方のPC作業を止めることができない」ことに気づく方は意外にも少ないんです。
そう!
つまり、この方の肩こりを治す方法は
①PC作業が続かない工夫をする
②PC作業が続いても肩がこらない環境を整える
③PC作業をしない
⇧の3通りくらいしかありません。
ギリギリお手伝いできるものは、②の肩がこらない環境作りです。
・姿勢が崩れにくい座り方を伝える
・その座り方に適応した姿勢に変える
・間違った予防法をしていないか確認する など
になります。
治りやすそうな方はココが違う
治りやすそうな方は、「PC作業が続いても、肩がこらない環境を整える」ために治療院に来られます。
治りにくそうな方は、「PC作業が続くと、肩がこって困っている」状態を改善するために治療院に来られます。
微妙な差ですが、この差が明暗を分けます。
まとめ
いかがでしたか?
あなたの悩みは、セラピストが解決できそうな悩みですか?
もし分からないようであれば、ウェルネスセラピーのような治療院へ行った時に聞いてみてください。
「自分の悩みのうち、ここで治るものと、治らないものを教えて下さい」
親身になってくれる治療院なら、必ずその両方を教えてくれるはずです。
ではまた
投稿日: 2021/01/26