2018/08/31 【 症状と療法 】
7〜8月は、【ぎっくり腰】の方がとても多く来店されました。
この時期のぎっくり腰の原因は、大きくは2つに分かれます。
・胃腸からの影響
・気圧からの影響
「疲労」が含まれていないので意外と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、疲労だけでぎっくり腰になる方は、実際のところ少数なんです。
胃腸からの影響でぎっくり腰になられた方
まずは、冷たいものや脂っこい食事などを控えましょう。
腰に湿布を貼るよりも、整腸剤などで胃腸の調子を整える方が、症状が軽減します。
痛み止めは、体温を下げる効果もあるので、この場合は逆効果になります。薬の効果を実感できないないときは使用を避けてください。
何度も症状を再発させてしまう方や、いつも経験していた腰痛よりも強い痛みがある方は、セルフケアでは対処が追いつかない状況になっています。
こんな時は、カイロプラクティックなど専門家をうまく利用してください。
失敗しない治療院の選び方
そのときに店選びで注意してもらいたいのは、お腹の状態を診てくれるかどうかです。
ほとんどのところは、腰や首を背面からアプローチしますが、胃腸からの腰痛症状の場合は、全面からのアプローチが必要になります。
また腰のマッサージやストレッチ、強い矯正(バキバキ)、電気(低周波)療法では、善くなりませんので、あらかじめ電話などで確認しておくと良いと思います。
気圧からの影響でぎっくり腰になられた方
雨天や、台風など低気圧が近づくと腰痛になるという方がなりやすいのがこのタイプです。
こんな方々の殆どの原因は、関節の緩みになります。
『やってしまった!』と思ったら、48時間くらいは患部を冷やしてください。
夜もお風呂よりはシャワーを選択してください。
沈み込むような寝具は痛みが強くなるので、そのような場合は、大きめのバスタオルを敷いてみてください。
少し楽になりますよ。
このタイプは、しっかり関節が安定してくると、繰り返しの症状で悩むことがなくなりますので、ぜひ集中して関節を固定する施術を受けてください。
ちゃんと関節が安定した後で、予防法を行っていただくと再発はほとんどなくなりますよ。
共通する注意事項
ぎっくり腰になると、腰周辺の筋肉は固くなります。
このときの硬さは体の防御反応で、正常な状態です。
例えば、
「腕を伸ばすことが痛いとき、腕を縮めますよね」
このときに、腕を曲げる筋肉が硬いからと言って、揉んだりストレッチしたり、強引に腕を伸ばすようなことはしないと思います。
そうなんです!
ずっと腕を曲げているので、曲げるための筋肉を癒やすと一時的に体が楽になりますが、再び腕が伸びて痛むと、次の瞬間にはまた腕を曲げて固くなります。
しかも以前よりも固く!
ぎっくり腰はこれで悪化する!
腰の筋肉を緩める行為にあたる、マッサージやストレッチ、電気療法、強い矯正(バキバキ)はできる限り避けてください。
余計に防御反応が働き、思う以上に長引いたり、痛みが強くなってしまいます。
また状態が複雑化して、慢性化する方も少なくありません。
どちらのタイプかわからないという方は
動けるようになったら、まずは早めにカイロプラクティックなどの専門家に診てもらってください。
投稿日: 2018/08/31