2018/01/06 【 症状と療法 】
「他院で坐骨神経痛と言われました。」
とご相談を受けることがあります。
今日は、殿部(おしり)から足にかけての痛みやしびれ、違和感がある時によく耳にする【坐骨神経痛】について、シェアしたいと思います。
坐骨神経痛は、脊椎脊髄病用語辞典によると
『腰仙部坐骨神経の支配領域、すなわち殿部、下肢後面あるいは外側面へ放散する疼痛自体、あるいは疼痛を呈する症候群の総称』
と記載されています。
つまり、坐骨神経痛とは『坐骨神経が何かしらの障害を受け、おしりから膝上部までに症状が出ているものすべてをまとめた呼び名』ということで、病名ではありません。
<坐骨神経痛症状を伴うもの>
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎分離すべり症
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎変性すべり症
・馬尾腫瘍
・腰椎腫瘍
・骨盤内腫瘍
・梨状筋症候群
・帯状疱疹
・末梢神経炎
・変形性股関節症
・姿勢的要因
・心理社会的要因 など
だから
「足が痛くて歩きにくいんです」
「坐骨神経痛ですね」
「そうですか」
と納得しないでください。
坐骨神経痛は上にも書きましたが、原因が様々で、病気~生活習慣まで深刻度に幅があります。
【坐骨神経痛】と医師や接骨院の先生から伝えられた場合は、
「なにが原因で坐骨神経痛になったのでしょうか?」
と詳しく聞いてみてください。
そうでなければ、もし仮にセカンドオピニオンを受けても、A先生は坐骨神経痛、B先生は脊柱菅狭窄症と伝え方が違った場合、同じ話をしているのか、違う話をしているのかが分からなくなってしまうこともあります。
また『詳しく聞く』というと拒否反応を出す方もいますが、ご自身の体のことです。「難しい話は分からないから」と他人事になるのではなく、自分でも分かる言葉で説明してほしいと伝えれば、必ずちゃんと説明してもらえます。
「神経はレントゲンでは写らないので、詳しく知りたければ総合病院でMRI撮れるように紹介状を書こうか?」と言ってくれる先生もいるかもしれません。
どんな場合でも、原因が分かればそれに適した対応が可能になりますし、何よりも苦しんでいる当事者が気持ち的にも楽になります。
病名が付く付かない関わらず、ウェルネスセラピーでできることは保存療法のうちの1つになります。
例えば、痛みが姿勢によって変化する場合、体が無理なく痛みが最も少ない姿勢になりやすい状態を目指して施術を重ねていきます。座っているとマシなら、立っていても座っている状態に近い姿勢を作るイメージです。
一度に不快な症状のすべてを取り除くことは難しいですが、一歩ずつ軽減していく感覚が持てるようお手伝いします。一緒にゴールを目指しましょう。ウェルネスセラピー・カイロプラクティックは、これからも本気で症状改善と向き合う方を全力で応援しています。
住道駅すぐ
住所:大阪府大東市末広町1
メール:wellnesstherapy.1093@gmail.com
TEL:080-2532-1451
自分ではクセや姿勢、生活習慣病が原因だと思っていても、実はそうでない可能性がある時は、状態に合わせ医師の診断を得て頂く場合があります。あらかじめご了承ください。
投稿日: 2018/01/06