2022/08/19 【 症状と療法 】
脳神経のセルフケア① 嗅神経
脳神経は、頭蓋骨の中に多く存在するため、そこで問題が生じると改善させるのが難しい(肩こりや腰痛のように)のが現実です。
だったら、
「老化や疾患に伴って発症するまで放置するしかないのか?」
と言われたら、確かにその通りです。
しかし、
・発症(老化)を遅らせる
・発症しても軽度で済ますことができる
・疾患を早期発見できる
方法があるとしたら、知りたくないですか?
ブログでは、今回から全10回の予定で、それらをシェアしていきたいと思います。
健康寿命を伸ばす一助になれば幸いです。
嗅神経(きゅうしんけい)とは
人には12種の脳神経があり、嗅神経はその1番目になります。
主な機能は「嗅覚」です。
ちなみに、加齢で嗅覚が鈍くなることは一般的です。
しかし、嗅覚の消失が両側性であったり、頭部外傷がないのに発症した場合は、病変の可能性があるため、内科や脳神経科を受診するようにしてください。
嗅神経のセルフケア法
嗅神経は、嗅覚を使うことがセルフケアになります。
具体的には、「ニオイをかぐ」です。
対象物は何でもよいですが、少しだけ刺激が強めの方が適しています。
<やり方>
①ニオイを感じるか
②対象物とニオイが一致するか
・鼻腔の片方を閉じ、直接ニオイをかいで①②を確認してください。
・確認できれば、もう一方も行ってください。
意識的に使うことで、嗅神経の衰えを抑制することができます。
注意
脳神経には、繰り返しの刺激が苦手なものと、やるほどに良い効果につながるものがあります。
嗅覚は前者の、「繰り返しが苦手なもの」なので、連続でやり続けることは止めてください。
ご存知の通り、人はニオイに慣れる性質があります。
特定のニオイに慣れたから感じなくなったのか、機能低下で感じなくなったのかが分からなくなってしまいます。
また繰り返しになりますが、嗅覚が鈍ることは加齢に伴い正常に起こる反応ですが、消失は病変の予兆や疾患による反応のケースがあります。
おかしいなと思ったら、内科や脳神経科を受診するようにしてください。
投稿日: 2022/08/19