脳神経のセルフケア⑥蝸牛神経
2022/09/23 【 症状と療法 】
脳神経のセルフケア6
今回は耳にある神経の1つ、「蝸牛(かぎゅう)神経」についてシェアします。
蝸牛神経は、音を聞き取る上で大切な働きをします。
異常の早期発見は早期回復に繋がりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
蝸牛神経 とは
蝸牛という言葉は聞き馴染みのない方も多いと思いますが、耳にある内耳神経の1つです。
音の振動を感知し、聴覚情報を大脳に伝える働きがあります。
この神経に障害が出た場合、内耳疾患や神経病変、耳硬化症、メニエール病、髄膜炎、小脳橋角部腫瘍、外傷、脱髄疾患などを疑います。
ちなみに、もう1つは前庭(ぜんてい)神経という名称で、平衡覚の働きを担います。(次週に紹介します)
蝸牛神経のセルフケア法
蝸牛神経のセルフケアでは、音叉という特殊な道具を使います⇩。
<チェックポイント>
・左右差はないか?
・一方が極端に大きく聞こえていないか?
注意
脳神経には、繰り返しの刺激が苦手なものと、やるほどに良い効果につながるものがあります。
蝸牛神経の場合はどちらでもありませんが、音叉から出る音は日常生活にないような「ブーン」という音なのと、骨を直接振動させるものなので、繰り返すと不快に感じるかもしれません。
気分が悪くなってもいけませんので、やり過ぎには注意してください。
音の聞こえづらさは、加齢でも起こりますが、病気でも起こります。
少しでも違和感を感じたら、できるだけ早く耳鼻科や脳神経科を受診するようにしてください。
投稿日: 2022/09/23