
脳神経のセルフケア⑩舌下神経
2022/10/21 【 症状と療法 】
脳神経のセルフケア10
今回は、舌を動かす神経、「舌下神経」についてシェアします。
<セルフケアでできること>
舌が思うように動かないことによる
・話しづらさ
・物の噛みづらさ
・物の飲み込みにくさ
を早期発見する
異常の早期発見は早期回復に繋がりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
舌下神経 とは
舌下神経は、舌を動かすための神経です。
この神経が障害されると、筋力が低下し最終的には萎縮します。
その結果、話したり、ものをかんだり、飲み込んだりする動作が困難になります。
舌下神経のセルフケア法(1)

鏡の前で、舌を出してください。
<チェックポイント>
・舌を真っ直ぐ前に出すことができますか?
舌下神経のセルフケア法(2)

頬を手で触り、そこを舌で内側から強く押してください。
<チェックポイント>
・舌の力を強く感じることはできましたか?
・舌に力を入れる時、痛みはありませんでしたか?
注意
脳神経には、繰り返しの刺激が苦手なものと、やるほどに良い効果につながるものがあります。
舌下神経は、使うことが機能を維持する、リハビリ的な効果になります。
比較的かんたんにできるものなので、毎日チェックしてみてください。
もし症状までいかなくても、少しでも違和感を感じたら、できるだけ早く脳神経科を受診するようにしてください。
投稿日: 2022/10/21
セルフケアの落とし穴
2022/07/29 【 症状と療法 】
診させていただくと、肩の筋肉が傷んでしまっていることが問題だということが分かりました。
心当たりはないとのことでしたが、話を聞くと、家族に毎日マッサージをしてもらうとのことだったので、「それが原因の可能性が高い」ことを伝えました。
その後3週間、家庭内のマッサージをやめていただくことで、長年の「肩こり」はなくなりました。
さて、今回の話ですが、実は特別なことではありません。
誤解していただきたくないのですが
・素人が見様見真似でマッサージをしてはいけない
・家庭内のコミュニケーションを持ったらダメ
と言っているのではありません。
多くの方が、「良かれと思ってやったこと」が原因で、症状が慢性化してしていることを知ってもらいたいんです。
最近では、YouTubeなどで簡単に「○○の治し方」というのを見つけられますが、大切なのは「『あなたの』○○の治し方」です。
それを考えずにやってしまうと、いつまで経っても治らないという負のスパイラルに陥ります。
特に、セルフケアを2ヶ月以上続けても、成果がない方は1度はプロに診てもらうことをオススメします。
そこで自分のやっていることが、「自分の体に合っているのか?」を確認してください。
少なくとも、それだけ長い期間やっても改善していないのなら、そのやり方は間違っているはずです。
逆を言えば、真剣に自分の体に良いことを続けたら、ほとんどの症状は改善します。
それではまた
投稿日: 2022/07/29