脳神経のセルフケア③ 動眼・滑車・外転神経
2022/09/02 【 症状と療法 】
脳神経のセルフケア3
今回は、動眼・滑車・外転神経についてシェアします。
「体のケアは、筋トレや運動をすればいいけど、脳神経ってどうやってケアするの?老化を待つだけじゃないの?」
「できるだけ長く、若い脳でいたい」
そんな方の参考になれば嬉しいです。
眼瞼下垂は聞き慣れないかもしれないので、参考として大阪市立総合医療センターのHPから画像をお借りしていました⇩。
オペをすれば改善するとは言え、できる限り避けたい方のほうが多いと思いますので、気になる方は今回のセルフケアを続けてみてください。
動眼・滑車・外転神経 とは
動眼・滑車・外転神経 は、それぞれ脳神経12種の3・4・6番目で、主な機能は「眼球運動・瞳孔の調節」です。
言葉の通り、眼球を動かしたり、光の量を調節する働きがあります。
動眼・滑車・外転神経のセルフケア法
眼球は、動眼・滑車・外転神経でそれぞれ異なる動きをしますが⇧、セルフケアは同時に行うことができます。
毎日続けることで、眼球の動きや瞳孔にかかわる目の異常に、いち早く気づくことができるようになります。
①顔を固定し、目だけを動かす
上手では親指の爪ですが、ペンなどでも構いません。
眉間(みけん)を中心に、顔の前で対象物を動かし、目だけでコレを追ってください。
②「暗所⇔明所」で目が対応できるかを確認する
コレは薄暗い部屋から、明るいところ、またはその逆に移動した時に、明るさに慣れるまでのスピードを意識して生活するだけでOKです。
注意
脳神経には、繰り返しの刺激が苦手なものと、やるほどに良い効果につながるものがあります。
動眼・滑車・外転神経は後者の、「繰り返しが得意なもの」なので、やることで機能の低下予防や、機能回復につながります。
日頃から、PCやスマホなど、いつも同じ場所を見続けていたり、モニターの光を見続けている自覚がある方は、積極的に生活に取り入れるといいですよ。
また、「見えている範囲や見え方が、いつもと違うな」と感じたら、できるだけ早く眼科や脳神経科を受診するようにしてください。
投稿日: 2022/09/02