「立位でおこる症状」で悩む方のセルフケア
2022/06/24 【 症状と療法 】
「立位でおこる症状」で悩む方ができるセルフケアは3種類あり、重要な順に並べると⇩になります。
①不安定感を減らす
②筋肉をつける
③安定する位置を見つける
順に説明します。
①不安定感を減らす(ストレッチしてはダメ)
体は⇩の画のように、色々な方向から、筋肉というロープで引っ張り合うことで、体(棒)のバランスをとって立っています。
立っている時に症状が出るといる方は、このロープの何本かが、緩んでしまっていたり、過度に引っ張ってしまうことで、楽にバランスを保てなくなっているんです。
特に、「セルフケアだけで解決したい」と考えている方は、ストレッチやマッサージなどの、筋肉を緩める事をよくやっています。
やればやるほど体は不安定になり、症状は悪化・慢性化していきます。
心あたりがある方は、まず第一にこの行動を止めて下さい。
②安定感を上げる(筋肉をつける)
①で不安定感をなくしても、土台が貧弱だと、上のものを支える時に、必要以上に負担がかかり、体はいつか|音《ね》を上げてしまいます。
下半身を中心とした筋力トレーニングは、避けては通れない道です。
「ウォーキング」がベストの選択ですが、正直僕も含めて継続するのが苦手な方が多いと思います。
歯磨きをしながら「スクワット」をしたり、|踵《かかと》のないスリッパ⇩を履くなどは、自宅にいながらできる筋トレの1つになります。
物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、意外と効いてきます。
無理のない範囲で、自分のできることをやってみて下さい。
③安定する位置を見つける
足の裏は⇩の図のようにアーチ状(ピンク)になっていて、荷重を吸収できる構造になっています。
この構造が、地面の凹凸を受け流したり、体のバランスを取る役割の一端を担っています。
しかし、足裏のストレッチやマッサージを繰り返すと、アーチが崩れやすくなり、正常な形に戻れず、⇩のような常に荷重が吸収できない状態になってしまいます。
対策としては、土踏まずの部分に当たるように貼り付けるだけで、アーチをサポートしてくれる物が売っているので、コレで対処するのが手軽だと思います。
いかがでしたか?
今回の記事が、「立位でおこる症状」で悩む方の力になれば幸いです。
それではまた
投稿日: 2022/06/24