
後悔しない「産後ケア」
2025/04/15 【 骨盤・姿勢矯正 】
産後の骨盤のイメージ
「産後は骨盤が開き、関節が動きやすくなります」
そう聞くとなんだか良さそうですが、正常よりもよく動くというのは、いわゆる【不安定】な状態です。
例えば、足元がグラグラする場所に立つと、無意識に体が緊張したり、歯を食いしばりませんか?
これはバランスを取るために、体が勝手に行う生体防御反応です。
この時、体の筋肉は固くなり、関節の動きが悪くなりますが、異常ではなく正常な反応なんです。
ではもし、バランスが崩れそうになっても、その反応が起きなければどうでしょう?
当然ですが、転倒してしまいますよね。
つまり、体が安定するまでは、緊張があるおかげで大ケガしていないということなんです。
産後は不安定
話を産後に戻して考えてみましょう。
産後の体は、関節が不安定な状態なので、筋肉が固くなったり、関節が動きにくいのは正常な反応です。
もしこの事実を知らずに、マッサージ・ストレッチをしてしまったらどうでしょう?
骨盤の不安定さがいつまでも改善されず、産後6ヶ月までの治りやすいチャンス期を逃してしまうことは容易に想像がつきますよね。
<こんな人は要注意>
・周辺の筋肉は固くなる
・関節が動きにくい
・関節が痛む
・マッサージ、ストレッチは一時的で、何度もぶり返す
・体力が落ちたと感じる
・力が入りにくい
・力を入れようとすると痛む など
後悔しない「産後ケア」
不安定な関節は、できる限り安定する状態で維持することが大切です。
じっさい、トコちゃんベルトのような骨盤ベルトは固定することが目的のもので、その効果は医師が研究や発表を行っているほどです。
ウェルネスセラピーでは、【関節を安定させることで、筋肉が無意識にリラックスできる状態】を作る施術を行っています。
いわゆる根本的原因の改善です。
ちなみに、カイロと聞くとバキバキするイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、あの技術は関節を不安定にさせる要素があるため、産後の方には100%行いません。
後悔しない「産後ケア」は、マッサージせず、ストレッチせず、バキバキしないで行う施術になります。
安心してご来店ください。
当店の「産後ケア」について、ご不明な点などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
投稿日: 2025/04/15
産後にストレッチをする危険性
2025/04/09 【 症状と療法 】
被害急増中!
産後にストレッチをすることで、症状が慢性化してしまったという相談が増えています。
<増加中の相談内容>
・腰痛
・膝痛
・肩こり
・頭痛
・猫背
・巻き肩
・反り腰
・尿もれ
・ガニ股
・体型が戻らない
なぜストレッチがだめなのか?
ストレッチは、筋肉の緊張をほぐし、関節の動きをスムーズにする作用があります。
しかし産後の体は、関節の動きが大きくなっていることが症状の原因であることがほとんどです。
つまり、ストレッチするほど原因の種が大きくなってしまうんです。
そして、産後5~6ヶ月目までの最も治りやすい時期を超えてしまうと、チャンスを失うだけでなく、自分のことに時間を掛けることができなくなり、ダマシダマシ過ごすことになります。
ストレッチはタイミングが大事
ストレッチを否定しているわけではありません。
何でもタイミングが大事なんです。
特に、産後はNGです。
やるのであれば、しっかり関節が安定した後でおこなってください。
今回の内容で、より詳しく知りたい方はご来店時に遠慮なくご相談ください。
状態に合わせた最適なセルフケア法をお伝えします。
投稿日: 2025/04/09
痛いときは、まず安静!
2025/03/07 【 症状と療法 】
「痛めたときに、やっていい運動はありますか?」
というご質問をいただくことがあります。
確かに、YouTubeなどで「ギックリ腰のときにやる運動」などを見かけますし、動かさないことが逆に悪化の原因になると感じる方もいらっしゃると思います。
しかし気持ちは分かりますが、私はみなさんに「痛みがある間は安静にしてください」とお願いしています。
今回はその理由をご説明します。
痛みはサイン
体が痛みを発するのは、危険を知らせるサインです。
・【特定の動き】で痛みが出るのなら、その動きが危険
・【寝てるだけ】でも痛いのなら、それだけ重症
・【長時間】で痛みが出るのなら、短時間しか耐えられない
と言った具合で、身体は状態に合わせて危険度を知らせてくれています。
もし、肩や腰、足が話せたら…
「なぁなぁ、その動き痛いって言ってるやん。なんで無視すんねん。」
「あれくらいの痛みじゃ伝わらなかったか。だったらもっと強い痛みで知らせよう。」
と、思いとは違う反応が起こるリスクが高まります。
痛みが軽減するのは錯覚?
とはいえ、動画を真似して症状が軽減したり、消失した経験がある方もいらっしゃいますよね。
その理屈を下の画像で説明します。
体には同じ動きをする関節がいくつか存在します。
例えば、前屈・後屈の場合は、図の赤青枠の部分が単体または複合してできる運動です。
つまり、赤枠を動かさなくても、青枠が赤の分まで働けば、痛み(負担)を最小限にできるというわけです。
だから例えば、
・おへそを見るように、首の方から徐々に丸める
・股関節、足首の柔軟性を高める
などがYouTubeなどで紹介されているということなんです。
なぜ軽減するのに、安静を勧めるの?
「少しでも軽減するのなら、安静でいるよりも、動かすほうが良いのでは?」
という疑問が生まれた方もいらっしゃいますよね。
先ほど、「青枠が赤の分まで働けば」と説明しました。
これはつまり、代わりに働く関節に負担を押し付ける方法なんです。
<危険サイン>
・慢性症状の方には効果が薄い
・再発までの間隔が、徐々に狭くなってくる
・セルフでは軽減しなくなってくる
・プロでも治せない状態まで悪化する
普段の仕事でもそうですが、他人から「仕事を辛い」という理由で業務を押し付けられて、負担を感じない人は少ないですよね。
体も同じです。
誰かに肩代わりさせることなく、状態を回復させる方法は【安静】が一番。
それが結果として、早期改善・再発予防につながっていくんです。
より詳しい内容や、疑問については、来店時に遠慮なくご質問ください。
投稿日: 2025/03/07
運動と筋トレの違い
2025/02/11 【 私のおすすめ 】
みなさんは、「運動・スポーツ」と「筋トレ」の決定的な違いをイメージできますか?
どちらにも興味がない人にとっては、どうでも良い話ですが、一方または双方に興味がある方にとっては、とても重要なことなので、今日はそれを簡潔に説明します。
運動・スポーツとは
回数を重ねるごとに、特異な動きに対して、均衡が取れた筋バランス・関節バランスを作り出すことができます。
自然に足らずは補われ、過剰は足らずとのバランスを維持します。
なんだか難しそうなことを書いていますが、要は体にとってバランスの良い状態を作ります。
筋トレとは
回数を重ねるごとに、特定の筋肉を成長させます。
足らずを補うことで、理想の状態またはシルエットを作ることができます。
目的にあったものを選択する
私は普段、「運動・スポーツ」を積極的に勧めています。
理由は単純で、これらは活動中、脳が自動的に足りないものを鍛え、足りすぎているものの活動をセーブするからです。
つまり続けるだけで、意識せずとも最適な姿勢や状態に変化させてくれるんです。
ポイントは、その運動を極めた人の姿をイメージすることです。
例えば、水泳を選択した人は、⇩のような筋バランスになります。

ランニングなら?野球なら?サッカーなら?
それぞれ何を選択すれば、どんな未来が待っているのかが、分かりやすいんです。
一方、筋トレはあまり推奨していません。
実際、筋バランスの崩れが原因で来店される方は後を絶ちません。
前述した通り「筋トレ=足らずを補うもの」だからであり、個人が自己判断で行うにはリスクを伴うんです。
<腹筋の弱化が見られる方の原因例>
・腹筋が弱い
・背筋が強すぎる
・大腿四頭筋が弱い
・ハムストリングスが強すぎる
・日常的に座ることが多い
・枕が高い
・ストレッチポールをよく使う
・精神的ストレスが大きい
・子どもを抱っこすることが多い
・ヒールを履くことが多い
・骨盤が不安定
・神経伝達が良好ではない状態
・内臓脂肪が多い
など、どの肉体的バランス、生活環境上のバランスが崩れているかを調べる必要がある
あまり細かく説明しても、長ったらしくなるので、この話はココまで。
続きが気になる方は、ご来店時にご質問ください。
投稿日: 2025/02/11
施術が「痛いと感じる人と、感じない人」の決定的な違い
2024/11/13 【 症状と療法 】
先日来店された方から、
「施術が痛いと聞いていたけど、想像より痛くなかった」
という感想をいただきました。
今回は、「施術が痛いと感じる方と、そうでない方の違い」について、ご説明します。
答えを先にお伝えすると、
「痛みを放置してきた人ほど痛みを感じやすいが、改善とともに痛くなくなる。」
です。
『治療』によるアプローチ
カイロや整体などの治療院は、外観からはわかりませんが治療系/癒し系に分かれています。
当店は治療系に属していて、病院や歯科医院なども、こちらに含まれます。
治療系のイメージは、虫歯治療が分かりやすいかもしれません。
虫歯治療で歯科医院へ行くと、何でもないところをむやみに触るのではなく、必要な部位を適切な範囲で治療してくれますよね。
その際に、多少の痛みを伴うことはありますが、その痛みがいつまでも残ることはありません。
治るとはそういうものです。
むしろ、治療中の痛みがないからといって、虫歯が残っていたり、かみ合わせが悪くなるなど別の症状が出たら、問題だと感じるはずです。
ウェルネスセラピーの施術も同じです。
病院のように麻酔を使うことができない分、できる限りソフトにアプローチしていますが、そこに原因がある以上、施術中に痛みを伴うことはあります。
つまり、そこに症状の原因がなければ痛むことはほとんどありません。
そしてその痛みの程度は、症状の深刻度により異なります。
例えば、1週間前からの症状と、3年前からの症状とでは、程度が異なります。
当然、長引いている人のほうが深刻です。
『癒やし』によるアプローチ
一方で、同様の店構えでも癒やしを主体にしている治療院があります。
心地よさ+アルファ(治療要素)を提供していることから、全身をまんべんなく触ったり、自分の望む部位を優先的に触ってくれます。
治療系治療院と比べると、癒し効果が高く痛みはほとんどありませんが、症状の改善スピードが遅く、再発防止効果が薄いという特徴があります。
病院や歯科医院で同様のサービスがないのは、癒やしが治療に直結しないからなんです。
失敗しない選び方
「治療系/癒し系では、どちらが優れているの?」と聞かれることがありますが、大切なのは受診する目的だと私は思います。
・症状の改善を希望:治療系へ
・癒やしを求めている:癒し系へ
自分の目的とは逆の店に行ってしまうと、思う結果が得られず「お金と時間を無駄にした」「あの治療院は失敗だ」と感じやすくなります。
適宜対応いたします
症状の改善依頼をいただいた以上、早期改善・再発予防ができる身体づくりを目指しますが、「時間がかかっても痛みは感じないレベルで施術して欲しい」という要望がある方には、適宜対応しています。
症状を改善するための施術は、1通りしかないわけではありません。
自分には刺激が強すぎると感じた場合は、遠慮なくご相談ください。
投稿日: 2024/11/13
関節を鳴らすと、なぜスッキリ感があるのか?
2024/10/01 【 症状と療法 】
みなさんの中には、「関節を鳴らすとスッキリする」という感覚をお持ちの方がいらっしゃると思います。
今日はそんな方に向けて、少しだけ怖い話をします。
模型を見れば怖さが分かる
⇩の写真は、首の骨の模型を拡大したものです。(骨格モデル:170cm)
白:骨
黄:神経(末梢神経)
赤:血管(椎骨動脈)
自分で鳴らす場合も含め、バキバキ音が鳴っているのは、関節(骨と骨のつなぎ目)です。
見ても分かる通り、その関節のすぐ横を神経が走行しています。
指を鳴らしたことがある方なら、より実感が湧くと思いますが、関節を鳴らすと耳に聞こえるくらいの音と衝撃を感じますよね。
もし背骨を鳴らすと、背骨の中を通過する神経(脊髄神経)、背骨から出てくる神経(末梢神経)には、かなりの衝撃が伝わります。
神経は軽く触れただけでも、大きな痛みを感じる組織なので、この至近距離で大きな衝撃があると通常では耐えられない苦痛を感じることは容易に想像できると思います。
そこで体は、モルヒネ様(鎮痛薬)を分泌し苦痛から逃れているのではないかと考えられています。
科学的なエビデンスはありませんが、バキッと鳴ることで、主訴の痛みが消失/軽減したり、しばらくすると同等の刺激を求める中毒性があるので、その説は納得がいくところです。
痛みは悪ではない
痛みは辛いですが、悪ではありません。
それを勘違いすると「痛みをより強い痛みで誤魔化す」という危険な手法に頼り始めてしまいます。
人は痛みを感じることで、健康を再認識する生き物です。
痛みがなければ、悪化していることに気づかず、誤魔化しきれなくなるまで進行してしまいます。
私も必要に応じて、音が鳴るような施術を行なうことはありますが、一人に対して多くても年2~3回。
同一部位なら2回が限度です。
しかし、ほとんどの人は0回で症状は改善していくのが実状です。
ちなみにこの現象は、体で起こる問題なので、「鳴らす人がプロだから安全だ」なんてことはありません。
背中を家族に押してもらって鳴らしても、治療院で鳴らしても基本的には同じです。
鳴らして欲しい衝動にかられやすい人は、注意してください。
ウェルネスセラピーでは、施術を繰り返すことで「鳴らしたい衝動がなくなる」施術を行っています。
気になる方はぜひご相談ください。
投稿日: 2024/10/01
台風(低気圧)で症状が悪化している方の「応急処置」
2024/08/30 【 症状と療法 】
今すぐできる対処法
いよいよ、大型の台風10号が近畿地方に近づいてきましたが、体調はいかがですか?
頭痛や肩こり、腰痛など、「気圧症状」で悩まれている方はいませんか?
今回は、低気圧が苦手な方ができる応急処置をお伝えします。
対処法は、かんたん!
「少しタイトな下着などを着用する」だけです。
<例>
・サポーター
・ガードル
・着圧ソックス
・ピッタリ気味のエアリズム
・ボクサーパンツ
なぜタイトなものを着用するのか?
「気圧」は空気が押してくる圧力のことで、それが弱い状態が低気圧です。
気圧症状が出やすい人は、簡単に言うと「気圧が高い方が調子が良くなるタイプ」なんです。
空気が体を押してくれないのなら、擬似的にその空間を作るしかありません。
ですので、少しタイトな下着などを着用することが症状軽減につながるんです。
NG行動
せっかく応急処置をしても、悪化するようなことをしていたら、元も子もありませんよね。
意外かもしれませんが、その代表例が「マッサージ・ストレッチ」です。
説明すると長くなってしまうので、今回は詳細までお伝えしませんが、かんたんに言うと、関節が動きやすくなることや、筋肉が緩むことをするとダメなんです。
これらを行うと、一時的には楽になったと感じても、時間とともに症状は悪化しますので注意してください。
気圧症状は、予防・改善できる問題です。
お困りの方は、ご来店時にご相談ください。
投稿日: 2024/08/30
「マットレスの硬さ」で迷っている方へ
2024/08/01 【 症状と療法 】
「寝起きから症状がある」
というお悩みのご相談をよく受けます。
症状が、肩こりであれ、背部痛、腰痛であれ、これらの原因を考える上で『寝具の硬さ』は外せない要素になります。
かんたんに言うと、適正な硬さにするだけで症状が消える方がいるんです。
今日は、自宅で今すぐできるセルフケアをご紹介します。
<マットレスの硬さ目安>
まずは、いま使っているマットレスが自分に合っているかをチェックしてみてください。
柔らかい・低反発:アスリート、肉体労働者 向け
硬い・高反発:デスクワーカー、育児、高負荷の運動をしない人 向け
<柔らかいマットレスを硬くする方法>
硬いほうがあっている生活スタイルなのに、柔らかいものを選んでしまっている方への救済処置をご紹介します。
それは、「マットレスとシーツの間に、バスタオルやタオルケットを敷く」です。
「シーツを2~3枚重ねる」のでもOKです。
私は旅先などで硬さが合わない時に、この手段で乗り切っています。
ちなみに、硬いマットレスを柔らかくする方法はありません。
<セルフケアの限界>
「できるだけ費用をかけずに回復したい」という気持ちは十分に理解していますが、やはり限界があるのも事実です。
今回の方法で多少よくなったとしても、「完全とまではいかない」という方もいらっしゃると思います。
そんな時には、迷わずプロに相談してみてください。
早く相談するほど治りやすいですよ。
投稿日: 2024/08/01
新規でご来店の方へ
2024/07/30 【 お知らせ 】
当店では、新規にご来店いただく方には「2時間の枠」でご予約いただくようお願いしています。
その中で施術にかかる時間は、約50分です。
残りの時間は、
・状態をお聞かせいただく
・今に至るまでの経緯をお伝えいただく
・再発を防ぐためのアドバイスをお伝えする
などにあてています。
施術だけで終わることは可能なので、ご希望の方は入店時にお伝え下さい。
ただ現在のところ、開業以来全ての方が90~120分で初回を終えています。
十分時間がありますので、他店では
「話を聞いてもらえなかった」
「形式だけの問診だった」
「納得できる説明がなかった」
という方も安心してください。
もちろん、時間が長くても追加費用はありません。
・19歳以上の方は、6,000円
・18歳以下の方は、3,000円
・各種クーポンの方は、1回分
短い場合も同様です。
通常の治療院よりも1クラス上の施術を体験しに来てください。
ウェルネスセラピーは、大東市から唯一「産後ケアの矯正」で認可されている治療院です。
安心してご利用ください。
#腰痛 #肩こり #頭痛
投稿日: 2024/07/30
「自分にあうマクラ」を探す前に読んでもらいたい
2023/09/17 【 私のおすすめ 】
マクラで悩んでいる方はとても多いですが、「必要なのか?」という疑問を持つ方は意外と少ないようです。
ちなみに、僕はマクラを全く使用していませんし、患者さんの多くに推奨し症状を消してきています。
今回は、その理由の一部を紹介したいと思います。
ストレートネックになる?!
みなさんは親などに、「悪い姿勢を続けていたら、そういう姿勢になるよ」と言われた経験がありませんか?
僕もこの意見には賛成です。
人の体は、長く続ける姿勢に適用した姿勢に変化していきます。
ではもし、ストレートネックの状態を毎日6~8時間続けていたら、どうなると思いますか?

答えは明白です。
もちろん、寝具だけが姿勢を作るわけではないですが、原因の一つとして考えるのは自然なことではないでしょうか。
寝る時に、首の反り返りは不要
「首の後ろに空間が空いていると、筋肉に負担がかかり続けることになる」という話を聞くことがあります。

確かにそれっぽい理屈ですが、同じように反っている腰はどうでしょう?
「腰は反っていてはダメ」で、マットレスなどに密着しているほうが理想的だと言う方は多いですし、じっさいに僕もそう思います。
あれ?
首は反らさないとダメで、腰は反らしたらダメ?
首は立っている時の状態、腰は寝ている時の状態が快適な寝姿ですか?
そんなわけ無いですよね。
枕なしはダメ?
結論から言うと、僕は「枕なし」を推奨しています。
「枕なしで寝ると、首が反りすぎてしまい負担がかかるのでは?」と聞かれたことがあります。
たしかに、頭は体重の1/10程度の重さがあると言われているので、何もしなければ頭は沈み込み、首の反りは大きくなるので、手や肩周辺の筋疲労や神経症状のリスクは大きくなります。
しかしだったら、頭の下にタオルを一枚引いてみてください。

紙もそうですが、布も重ねるほどに、硬くなることから、頭の沈み込みは軽減され、首の反り返りはニュートラルに近い状態を維持しやすくなります。
マクラが必要な方もいる
もちろんマクラが必要な方というのも存在します。
横向きで寝る方

このタイプの方は、肩幅分のマクラがあれば快適な睡眠を手に入れることができます。
ポイントは、肩もベッドに沈み込むということです。
事前に、自宅で厚みの確認をしておくと、売り場で悩むことは少なくなると思います。
背中が丸まっている方
背中や腰が丸まっている方の中には、仰向けで寝ても頭が床につかない方がいます。
この場合は、ベッドと頭の間のスペースを埋めるためにマクラが必要になります。

僕は、寝具などの物品販売をしていないので、正直に言います。
現代人のほとんどは、マクラは不要です。
もちろん、これは健康面だけの話なので、気に入って使っている物があり、快眠できている方にこの考えを押し付けるつもりは一切ありません。
ただ、マクラ難民の方には有意義なnoteになったと思います。
よかったら参考にしてみてください。
それではまた
投稿日: 2023/09/17