【動画】症状が「重症化しない方法」
2022/07/22 【 症状と療法 】
今日は、「症状が重症化しない」ための方法を解説した動画を紹介します。
動画では、絶対に避けては通れない
・なぜ、我慢すると、症状が軽くなったり、消えるのか?
・我慢すると、体はどうなるのか?
をできる限り分かりやすく説明しました。
日々の生活にお役立ていただければ幸いです。
投稿日: 2022/07/22
ストレッチポールで症状が悪化する人
2022/07/15 【 症状と療法 】
大切なのは「どんな人に向いていないか」
どんなものにも、「向いている人」と「向いていない人」がいます。
例えば、マラソンであれば⇩です。
[向いている人]長距離走れる、または走れる見込みがある人
[向いていない人]長距離走れない人、または走れる見込みがない人
分かりやすいですよね。
では、ストレッチポールの場合はどうでしょう?
おそらく、効果についてはよくご存知だと思います⇩。
・筋肉を緩ませる
・背骨を整える
・深い呼吸ができるようになる
*㈱LPN(ストレッチポール公式ページより抜粋)
しかし、コレらは「向いている人」でもなければ、「向いていない人」でもありません。
マラソンでいうと、「ストレス解消になる」と言っているだけです。
長距離走れない人にマラソンさせても、ケガの原因になるのと同じように、ストレッチポールも「向いていない人」がやってしまうと症状の原因になります。
「でもそんな事メーカーが言うはずがない」
「それでも、効果だけわかれば十分でしょ」
と思っていませんか?
でもそれは大きな勘違いなんです。
⇧公式サイトを要約すると
「前かがみの姿勢から適度なS字に変化してくると、前述した効果を得ることができる。またS字カーブを減少させる効果がある。」
と書いています。
つまり、ストレッチポールの効果を得られる人は、⇩C・Dの方のみとハッキリ書いています。
A:正常
B:S字カーブの減少
C:S字カーブの増大
D:前かがみ + S字カーブの減少
『前かがみ』というキーワードが入っているのはDだけ、S字が増大しているのはCだけです。
蛇足ですが、Aはそもそも正常なので、ストレッチポールをする必要がありません。
症状が悪化するのはこんな人
背骨のS字カーブは、上下の衝撃を吸収したり、筋肉にゆとりを持たし、活動しやすくするために存在しています。
ストレッチポールは、平たい棒を背中に当てるのと同じなので、S字カーブを減少させる効果があります。
つまり、やりすぎるとS字カーブが減少し、上下の衝撃を吸収できなくなり、筋肉にゆとりがなくなり、体は固くなります。
元々の症状の原因が、S字カーブの減少の方は、使うことで悪化して当たり前なんです。
先程のABCDでいうと、Bの方はまさにその典型的な姿勢になります。
注意して下さい。
C・Dタイプの方へ
ストレッチポールには、様々なメーカーやタイプがありますが、効果は基本的に同じだと思います。
私は正規品のポールタイプと、ハーフカットの2種類を持っています。
どちらか迷っている場合は、安定感があるハーフカットがオススメです。
まとめ
ストレッチポールは、きちんと扱えば比較的効果が高い商品だと思いますが、適用外の人が使うと、悪い方に大きな効果を出してしまいます。
ポイントは、「今の自分の姿勢がどうか?」です。
A:正常
B:S字カーブの減少
C:S字カーブの増大
D:前かがみ + S字カーブの減少
ちなみに、S字カーブを減らすのはセルフケアでできますが、作るのはとても難しいので、悩まれている方はプロにご相談下さい。
下手にチャレンジして失敗すると、無かったはずの症状が出たり、悪化の原因になります。
いかがでしたか?
この手の商品で失敗する方は、「コレを使えば効果が得られる」とメリットばかりに着目しがちで、デメリットを完全に無視してしまう傾向にあります。
チョットしたことですが、大きな差になります。
今回の情報をうまく利用して、自身の生活をより良いものにして下さい。
今回の記事が、「セルフケアで健康になりたい方」の力になれば幸いです。
それではまた
投稿日: 2022/07/15
「立位でおこる症状」で悩む方のセルフケア
2022/06/24 【 症状と療法 】
「立位でおこる症状」で悩む方ができるセルフケアは3種類あり、重要な順に並べると⇩になります。
①不安定感を減らす
②筋肉をつける
③安定する位置を見つける
順に説明します。
①不安定感を減らす(ストレッチしてはダメ)
体は⇩の画のように、色々な方向から、筋肉というロープで引っ張り合うことで、体(棒)のバランスをとって立っています。
立っている時に症状が出るといる方は、このロープの何本かが、緩んでしまっていたり、過度に引っ張ってしまうことで、楽にバランスを保てなくなっているんです。
特に、「セルフケアだけで解決したい」と考えている方は、ストレッチやマッサージなどの、筋肉を緩める事をよくやっています。
やればやるほど体は不安定になり、症状は悪化・慢性化していきます。
心あたりがある方は、まず第一にこの行動を止めて下さい。
②安定感を上げる(筋肉をつける)
①で不安定感をなくしても、土台が貧弱だと、上のものを支える時に、必要以上に負担がかかり、体はいつか|音《ね》を上げてしまいます。
下半身を中心とした筋力トレーニングは、避けては通れない道です。
「ウォーキング」がベストの選択ですが、正直僕も含めて継続するのが苦手な方が多いと思います。
歯磨きをしながら「スクワット」をしたり、|踵《かかと》のないスリッパ⇩を履くなどは、自宅にいながらできる筋トレの1つになります。
物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、意外と効いてきます。
無理のない範囲で、自分のできることをやってみて下さい。
③安定する位置を見つける
足の裏は⇩の図のようにアーチ状(ピンク)になっていて、荷重を吸収できる構造になっています。
この構造が、地面の凹凸を受け流したり、体のバランスを取る役割の一端を担っています。
しかし、足裏のストレッチやマッサージを繰り返すと、アーチが崩れやすくなり、正常な形に戻れず、⇩のような常に荷重が吸収できない状態になってしまいます。
対策としては、土踏まずの部分に当たるように貼り付けるだけで、アーチをサポートしてくれる物が売っているので、コレで対処するのが手軽だと思います。
いかがでしたか?
今回の記事が、「立位でおこる症状」で悩む方の力になれば幸いです。
それではまた
投稿日: 2022/06/24
「歯ぎしり」が軽減するセルフケア
2022/06/17 【 症状と療法 】
あなたはどのタイプ?
ひとことで「歯ぎしり」と言っても、大きくは⇩の2タイプに分かれます。
A:前歯で歯ぎしりタイプ
B:奥歯で歯ぎしり
タイプにより、原因とセルフケア法が異なりますので、ご自身のタイプに合わせて参考にしてみてください。
A:前歯で歯ぎしりタイプ
Aは「前後の歪み」に問題がある時に起こりやすい症状です。
<Aタイプの原因例>
・イスに深く座る
・ソファーに座る時間が長い
・パソコンのモニターを覗き込んでしまう
・うつ伏せで、スマホ操作や読書をよくする
・背中を後ろからマッサージしてもらうことがある
・背骨を後ろから押す矯正をよく受ける
・肩甲骨を寄せる動きをよくする
・低反発マットレスで寝ている
・枕が高すぎる
など
人の体は、前後に歪みがあるのが正常な状態です。
⇧に挙げたものは、すべて正常な歪みを崩す行動になります。
つまり、Aタイプの方はコレらをしないことがセルフケアになります。
中には、健康に良さそうなものが含まれていますが、
「あなたの体に合うもの=健康なもの」
とは限りません。
意外なものほど、治らない原因になるものです。
Aタイプの方は、ぜひ止めるというチャレンジをしてみて下さい。
B:奥歯で歯ぎしり
Bは「左右の歪み」に問題がある時に起こりやすい症状です。
<Bタイプの原因例>
(1)
・体をねじる動き
・足を組む
・横向きのスポーツ(テニス・ゴルフ・野球など)
・片足のケガ
・歯列矯正
(2)
・「音が鳴る矯正」を年1回以上受けている
・「運動の前後以外」なのにストレッチをよくする
・横向きで寝る
など
人の体は、構造上ねじれに弱くできています。
⇧に挙げたものは、すべて左右の歪みを作りやすい行動になります。
しかしコレらはAと違い、ストレス発散や無意識で行ってしまうものまで含まれています。
そこでBの場合は、原因(1)と(2)でセルフケア法を変える必要があります。
(1)の場合は、左右の歪みに耐えられる体作りがセルフケアとして推奨されます。
具体的には、インナーマッスルを鍛えるトレーニングになります。
(2)の場合は、A同様にコレらをしないことがセルフケアになります。
歯ぎしりの原因は姿勢だけではありません
・日常のストレス
・噛み合わせ
・成長過程 など
セルフケアの話をすると、全てをそれで解決しようとする方がいますが、それは大きな間違いです。
例えば、今回であれば「姿勢」にフォーカスした内容になります。
つまり、これで治る/軽減するのは、原因が姿勢の場合のみです。
もちろん、複数の原因が重なっていて、そのうちの1つが「姿勢」の場合は効果が出ますが、会社や家庭のストレスが原因なのに、姿勢で治るなんてことは絶対にありません。
大切なことは、「原因が何か?」をしっかり見つけていくことです。
もちろん、原因をセルフケアだけで取り切れない場合もあります。
その時は、私たちのようなプロを頼って下さい。
今回の記事が「歯ぎしり」で悩む方の力になれば幸いです。
それではまた
投稿日: 2022/06/17